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パパチャリで峠越え&キャンプ

パパチャリで峠越え&キャンプ 先日、毎年赤井川で開催されている、某アウトドア用品メーカーのキャンプイベントに参加した。例年は車で行き、飲んで食べて寝て帰って来るのだが、ストレスが溜まっていたんだろう、おもいっきり身体を動かしたい衝動にかられ、自転車で行ってみる事にした。 最近始めたダイエットにも良いし・・・という軽い気持ちで。
 ご存知のように、小樽→赤井川というルート、距離にして40㎞弱ですが、途中「毛無山」を越えなくてはならない。日帰りのサイクリングでは無いので、 荷物は、テントや寝袋、最低限の煮炊きできる道具&食材に絞っても約10㎏。自転車は普段通勤にしか使っていない、シンプルなクロスバイク風パパチャリ。形はそれっぽいけど、性能はママチャリ程度という事で、こう呼んでいる。
 僕のパパチャリには荷台も何も無いので、キャンプ道具はザックに入れ、背負うことにした。 さすがにビールは、同じイベントに参加する友人にお願いした(笑)。
 予定では、朝涼しい時間帯に出発を・・・のはずが、仕事が押して、結局、天神町のセブンイレブンに到着したのが、12時45分となってしまった。もちろん気温は暑い。そして、けっこう蒸している。
 スタート直後のいきなりの急勾配に早くもくじけそうに・・・。峠の入り口って、こんなだっけ?普段車でしか通らない道なので、出端をくじかれた。
 元気なウチに少しでも先に進もうと頑張ったが、40分程登ると、太ももがパンパンになってきて、やむなく休憩。5分程休んで、再スタート・・・。もうひたすらこれの繰り替えし。
 途中の景色を楽しむ余裕もなくひたすらペダルを漕ぐ漕ぐ。今自分がどの辺りを走っているのかすら、わからなくなって来る。だいたい六合目あたりまで登っただろうか、両足のふくらはぎが吊り始めた。これは、ペダルの漕ぎ方を工夫すればなんとか誤摩化せるのだが、どうにもこうにも誤摩化せないのが、同時に襲ってきた右膝の間接痛。ある程度の筋肉疲労は想定していたが、間接が悲鳴をあげるなんて事は、想定外。ひたすらアスファルトだけを見つめながら「痛くない痛くない」と自分を騙すしかなかった。途中の展望台での休憩も忘れ、ゆっくりゆっくり頂上を目指していると、現地で合流予定の友人が車で追いつき、声をかけてくれた。
 「自転車のキャリア積んでるから、ピックアップできるよー。乗る?」と神様のささやき・・・いや、悪魔か(笑)。
 「頂上まであと少しだし、登りきってしまえば、あとはほとんどが下り。なんとかなる・・・はず。」足の痛みの辛さの中、こんな事を考え始めた矢先だった。膝の事もあるし、大事をとってお言葉に甘えようか・・・とも思ったが、それだと「負け」を認めてしまうような・・・って、何と戦っているのか・・・自分(笑)。
 結局、友人の申し出を丁重に断りながらも「万が一右膝が限界越えたら、助けに来て」と、超ワガママなお願いをし、再出発。途中休憩の度にストレッチ&マッサージでふくらはぎを誤摩化し(膝は我慢するしかなかった)つつ、なんとか峠を登りきり、長い下り坂を下って現地到着。3時間20分の往路となった。
 翌日の復路は、膝のダメージのため、迷わずリタイア。
 そもそも天候が怪しかったので、帰りは事前に友人にピックアップを依頼してたんだけどね(笑)。
 後から聞いた話だが、背中に10㎏背負って、ノーマルペダル&パパチャリでは、そうとう無謀なトライとの事。ただ、普段のチャリ通勤の成果か、筋肉痛にはならず、月曜日には右膝の痛みもなくなったのが、救いだった。まー、アホなおっさんのお遊びっつーことで(笑)。
(TOYA)
  
TARUPN FREE No84(2011年8月号掲載)コラム:冒頭から暴投

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