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たぶん農耕民族。

余市の畑 今月号の「たるぽん」、コトノホカ広告が多く、やってる本人、少し驚いています。
 よく、「あんなにたくさん広告集めるの大変でしょ?」と聞かれますが、実はたるぽん、営業活動というのは、ほとんどやっていません。理由はいくつかあるのですが、主に二つ。一つは、「営業活動をする人手も時間もないから」です。スタッフそれぞれが仕事や家庭の事情を持ちながら「楽しい事しよ!」という気持ちで集まってるだけですので、なかなか「広告出しませんか?」などと回って歩く余裕がありません。
 もう一つは、「営業トークができないから」です。「たるぽんに広告載せたらお客さんギョーサンきまっせ!」等と、うまい事並べ立てて、広告を取る・・・なんて器用なマネのできる人間がスタッフの中にはいないのです。
 現実的なところ、たるぽんの広告効果については、「お客さん来てくれたよ」と、嬉しいご報告をいただける場合と「まったく来なかったわー」って、キムヨナ・・・じゃない、夜な夜な枕を濡らしてしまいそうなご報告をいただく場合があります。このような状態で、「たるぽん効果ありまっせ」等と、言い切ってしまうと、それは間違いなく嘘になってしまいます。雑誌・新聞・テレビ・ラジオ等の広告を主な収入源とするメディアの宿命とでも言いましょうか・・・「必ず効果を出せる」などという事は無いのです。ま、その業界に限った事でもないですよね?「あそこのラーメン屋さん美味しいから行ってみ!」と言われ、実際に行ってみると、自分はあまり好きじゃない・・・という経験は誰しも持ってるでしょうし、病院の薬だって、その人の体質によって、効果に差が出るし。なので、そもそもたるぽんごときが「効果ありまっせ」等と言える訳がないのです。そこを口八丁手八丁で、さも効果があるような話で広告を取り、運良く効果が出たとしても、決して長続きはしません。なぜなら、一度効果を出す事より、効果を出し続ける事の方が百倍難しいからです。そして、広告効果を求めるお客様は結果が伴わないと離れていきます。結果「たるぽんって、良い事ばかり言ってるけど、全然ダメだわ」となり、さらにその悪い噂は広がり・・・以下、悲しくなるので省略です。
 だから、僕らは営業できないってだけじゃなく、できる事なら、したくないのです。
 じゃぁどうすんの?って話ですが、一生懸命良いものを作り、あとはジッと待つ。ま、農耕民族です。(そういや、僕の実家は農家だった)それが正しいのか間違っているのか・・・結果は自ずと出るはずです。
 世の中から必要とされないものは淘汰されるのが自然の摂理。そうなる日が来たら潔くやめてしまいましょう。だって必要無いんだから。
 さて、たるぽんは、いつまで続くのでしょうか・・・。(TOYA)

TARUPN FREE No70(2010年6月号掲載) コラム:冒頭から暴投

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